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Words of Wisdom OK312: 英日対照・名言ことわざ辞典++
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「名言英語学習」体験ツアー: Pick Up! QUOTES E-2-J
Weekly: Dec. 24 / Daily: 63rd

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〜読解編〜     ≪乃東生〜なつかれくさしょうずる頃〜十二月二十四日発行≫


□(o|o)r【REVIEW: THE LAST QUOTE】前回の名言、復習です。

You cannot teach a man anything; you can only help him find it within 
himself.  --Galileo Galilei (1564-1642)

ものを教えることなど、何一つできはしない。あなたが人にできるのは、その
人自身が心の中でそれを発見する助けとなることだけだ。 ―ガリレオ・ガリ
レイ (1564-1642)

                    ♭〜音声ファイルはこちら〜♪

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★(#"")w【TODAY'S ENGLISH QUOTE】さて、今回の名言です。まずは通読。

The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, 
but in having new eyes.  --Marcel Proust (1871-1922)

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■(?'')m【STEP 1: ENG-LISH】では適当な箇所で文を句切ってみましょう。

The real voyage / of discovery // consists // not / in seeking new 
landscapes, // but / in having new eyes. ///


■(;~~)q【STEP 2: "E"NG-L'I'SH】次に英語の要、主語と動詞をチェック。

≪The real voyage≫ of discovery <consists> //

 not / in seeking new landscapes, //
 but / in having new eyes. ///


■(@^^)d【STEP 3: ENG-LISH to JAP-A-NESE】いよいよ対訳にチャレンジ。

The real voyage 本当の旅は (→それって…どういう目的の「旅」なの?)
 of discovery 発見の(旅は) (→何かを新たに見出す旅…惹かれるなあ!)
 consists 本質がある (→その本質とはいずこに…ぜひ知りたいですな!)

 not in seeking 探す中にではない (→なんだないのか…で、何を探す?)
 new landscapes, 新たな風景を (→でも風景との出合いは旅の醍醐味…)
 but in having しかし持つ中に(本質がある) (→では旅する意味って…)
 new eyes. 新たな目を (→新たな目?…あ、見慣れていたはずの景色が!)


■(*^^)v【STEP 4: JAPANESE】ここで全訳、名言の意味を確認しましょう。

「発見の旅」の本質は、新たな景観を探し求めることにあるのではなく、新た
な観点を持つことにある。 ―マルセル・プルースト (1871-1922)


■(!^^)/【STEP 5: ENGLISH AGAIN】元の英文に再度触れておきましょう。

The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, 
but in having new eyes.  --Marcel Proust (1871-1922)

                    ♯〜音声ファイルはこちら〜♪

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★(^^)σ【POSTSCRIPT: EDITOR'S NOTES】最後に編者から一言、後記です。

実に全七編十五巻にも及ぶ、現代文学の先駆的大作『失われた時を求めて』を
生み出したフランスの小説家マルセル・プルースト――その影響力の大きさは、
批評家たちに「彼を語らずして二十世紀の小説は語れない」と云わしめるほど
です。

子どもの頃から喘息の発作に悩まされ続けた彼は、大学卒業後の職業選択を父
に迫られて図書館の無給嘱託となるものの、病気を理由に間もなく休職してし
まいます。そして学生時代に書き溜めた作品を集めて『楽しみと日々』という
題で発表しますが、世の注目を引くに至りませんでした。

そうこうするうちに三十代となり、父母も相次いで他界、悲しみと絶望から一
時は入院生活を送ります。そんな中で何度か試行錯誤を重ねた末、ついにライ
フワークとなる『失われた時を求めて』が着手されることになります。

外部の騒音を遮断するためにコルク張りにした部屋に閉じこもり、約四年の歳
月をかけて第一編『スワン家のほうへ』を書き終えたマルセルでしたが、扱っ
てくれる出版社はなく、自費出版せざるを得ませんでした。

その後第一次世界大戦が勃発、続巻の刊行も困難を極めますが、戦後ようやく
出版にこぎつけた第二編『花咲く乙女たちのかげに』が幸運にもゴンクール賞
を受賞したことから、彼の名声は一挙に高まりました。しかし三年後の晩秋、
深夜三時ごろ呼吸困難に陥り絶命……その時も作品を推敲中だったと云います。

コルク張りの部屋の中で文字通り「失われた時を求めて」壮大な「発見の旅」
を続けたプルースト――彼が人生をかけて探し求め、そして見出したものは、
絶海の孤島や密林の深奥といった辺土ではなく、自分自身の中にこそあったわ
けです。


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□o\o(V)【PREVIEW: THE NEXT QUOTE】次回の名言、予告です。

We are born weak, we need strength; helpless, we need aid; foolish, we 
need reason. All that we lack at birth, all that we need when we come 
to man's estate, is the gift of education.  --Jean-Jacques Rousseau 
(1712-78)

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